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中古車オークションと買取事業の歴史2


80年代(昭和55年〜)〜企業系オークション〜

中古車オークションには全国各地のディーラーの中古車販売の利便性を確保するためにメーカー主導で運営されている「メーカー系オークション」というのがあります。

「メーカー系オークション」というのはメーカーの中古車を売るのが目的で一般の中古車販売業者は購入することはできたのですが、売るのはできませんでした。

「メーカー系オークション」はただメーカーの在庫処分のようなものだったそうです。

それでは中古車販売業者同士の商売は成り立たなくなり、不満と危機感を覚え80年代になると新たな企業が生まれてきたのです。

中古車オークションそのものを大きな事業チャンスと捕え、「企業系オークション」といわれるものが誕生してきたのです。

この「企業系オークション」は出品料や成約手数料から収益を上げることを目的としていたので、そのため「組合系オークション」のような地域単位に行うのではなく、全国の中古車業者をターゲットに大都市周辺に大規模な会場を設立し、ポス&コンピューターの導入など、最新の情報技術によって中古市場を席巻するようになりました。

USS創業から現在に至るまで

80年になると車の購入から売却までを担当するUSSが創業し、今では業界最大の企業になっています。 このように「中古車オークション」といっても「組合系オークション」や「メーカー系オークション」、「企業系オークション」といわれるものがあり、それぞれ気軽に中古車を購入することができるのです。

85年なるとにオークネットの「中古車TVオークション」というのが開催されて、最初は参加会員数は560社でしたが、今では7000社を超えるオークションになっています。

このオークネットの特徴は衛星通信と地上回線を組み合わせた独自のネットシステムでバーチャルなオークション会場を提供したことにあります。

オークネットの中古車TVオークションの特徴は今までのような現車オークション会場に行って目当ての車が出てくるまでの時間の待ち時間や出品車輌を会場まで運ぶということがなくなったので中古車販売店の手間と時間を省くことができたのです。

しかし、このTVオークションも最初は大きな問題があったのです。

TVオークションの場合だと現車の確認が静止画像になるので「現車が見れないから中古車を買うことができないと」というイメージが強くあったそうです。

今までの現車オークションの場合だと出品車両をオークション前に下見することができたので、落札する車は事前に自分の目で確認できたので、確認ができないということはとんでもな車を買わされる危険があったので、安心して落札することができないのです。

TVオークションの場合はそういった不安や障害を取り除く必要があり、それを解消する方法があったからオークネットはTVオークションというシステムを考えたのです。その方法というのが「プロの認定検査員」制度というものです。

最初はオークネットの検査部門として業務を開始していたのですが後に検査専門会社として株式会社オークネット・インスペクション・サービス(AIS)として独立したのであります。

この認定検査員になるには6ヶ月という長期の研修期間を行い、それに認定試験に合格しなければならないという厳格なものだったそうです。

その検査は250項目にも及ぶ車輌チェックを行い、中古車の価値を判断する重要なポイントとして、10段階の「評価点」として表示するのです。 その為、厳格な検査体制が次第に業界で認められ、参加会員数の増加になったのです。

中古車一台一台を厳正かつ公平に検査し、安心して中古車を購入できるように中古車の「品質評価基準」の標準となったそうです。

この画期的ビジネスモデルによってオークネットが業界に与えた影響は大きかったのですが、その本質として中古車は「一物一価」と言われるように車両1台1台にまとわりついて離れなく、その車輌に関する、いろいろな情報を車輌と分離していると言えるでしょう。

つまり、クルマのどの部分にどんな大きさのキズがあるのか、事故歴がありどの程度なのか、また、内装の汚れ具合はどうかといった、今まで現車会場に行かないと確認することができなかった車が現車と遠く離れた自分のお店で確認できるようになったのです。


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